UPS・無停電電源装置
UPS・無停電電源装置とは瞬間的な停電や、停電時に役立つ電源装置です。
無停電電源装置という名前がついていますが、バッテリーではありません。
ノートパソコン等のバッテリーは、電力供給がなくなってもバッテリーで数十分~数時間の稼働が可能ですが、無停電電源装置は数分~数十分しか電力供給ができません。
PSU・無停電電源装置設置の目的
そもそもUPS・無停電電源装置の目的は、電源がない所でパソコンを稼働させる事ではなく、パソコンを安全にシャットダウンするまでの時間を得るための装置です。
パソコンの電源断で発生するリスク
例えば突然停電した場合、起動中のアプリケーション状態の他、作業中データもすべて破棄されてしまいます。
ハードディスクにデータを書き込んでいる場合、突然の電源断により、ハードディスク上データの整合性が取れなくなる可能性があります。
タイミングが悪ければOSが壊れてしまうなど、ハードディスクの論理障害を招いてしまう可能性もあります。
その為、パソコンを正常にシャットダウンさせる必要があるのです。
これらのリスクを防ぐ為、UPS・無停電電源装置が必要になってきます。
ノートパソコンの場合は、バッテリーが標準でありますので、ノートパソコンにはUPS・無停電電源装置は必要ないと思いますが
デスクトップパソコンはできれば欲しいところです。
瞬間的な停電は怖い!
瞬間的な停電でパソコンの電源が落ちる事があります。
一般家庭の場合は、電子レンジ、掃除機、ドライヤー等の一般的に電気をたくさん使うものの電源を入れた時に高い電力を使います。
その時、パソコンの電圧が一時的に低下し、原因不明の電源断が発生することがあります。
過去に経験したのは、電源タップを使っていて間欠的にパソコンの電源が落ちてしまうということでした。
原因は、電源タップにつながっている別の機器でたくさんの電力を使う事による、パソコン側の電圧降下でした。
ビルであれば、一時的な電圧降下が有ることもあり、原因不明の電源断を引き起こすこともあります。