IrDA
IrDAとは、赤外線を用いたワイヤレス通信技術です。
おそらく皆さんに馴染みがあるのは、携帯電話の電話帳交換ではないでしょうか?
赤外線通信をする場合、お互いに赤外線の発信する部分を直線で結び、その上で送信・受信を行います。
赤外線通信を行う直線上に障害物が有ったり、角度が合わなければ通信することができません。
許容される角度は±30°というから結構シビアです。
IrDAの規格も2016年1月現在5つの規格があり、通信距離やデータ転送速度が異なります。
- IrDA DATA1.0 最大通信距離:1m 最大通信速度:115kbps
- IrDA DATA1.1 最大通信距離:1m 最大通信速度:1Mbps / 4Mbps
- IrDA DATA1.2 最大通信距離:0.3m 最大通信速度:115kbps
- IrDA DATA1.3 最大通信距離:0.3m 最大通信速度:1Mbps / 4Mbps
- IrDA DATA1.4 最大通信距離:1m 最大通信速度:16Mbps
初期の頃のIrDA DATA1.0の最大通信速度は115kbpsですから、1byte=8bit計算すると・・・
1秒間あたりのデータ転送量が約14キロバイトです。(14.375kbyte/s)
それでも無線LANの通信速度に比べると遅い為、現在はあまり利用されていません。
現在、ノートパソコンには無線LAN機能が標準として搭載されていますが。
IrDAを使うためには、お互いにIrDA機能を持っている必要があります。