ハードディスク
ハードディスクとは、様々な情報を保存しておく装置で、補助記憶装置(記憶装置)と呼ばれます。
主記憶装置はメインメモリなどを指しますが、ここでは詳しい解説を省略します。
このハードディスクには、WindowsなどのOSを含むすべてのデータが格納されます。(BIOSなど一部例外あり)
ハードディスクの中にはこんなデータが入っている
- Windowsなどの位置情報や起動方法など(Master Boot Record)
- WindowsなどのOSデータ
- アプリケーション&アプリケーションデータ
- 写真
- 動画
- ドキュメント
- メール情報(WEBメールは除く)
- インターネットのお気に入り
- ユーザー情報など
ここに書いてあるのはほんの一部です。
ハードディスクには、ありとあらゆるデータが保存されます。
プラッタとヘッダ
ハードディスクの中には、データを記憶しておくプラッタと、データを読み書きするヘッダと呼ばれるものがあります。
プラッタは円盤状のもので、ガラスやアルミニウムなどが使われ、磁性材料を円盤にコーティングしてあります。
ヘッダは磁気ヘッドと呼ばれることもあります。
この磁気ヘッドはプラッタとものすごく近い距離にあります。(煙の粒子を通さないくらい)
見た目では接着して見えるくらいです。
ちょっとした衝撃が致命傷になることも・・・
ハードディスクが起動していると、ハードディスク内部のプラッタは高速回転をします。
その高速回転中に衝撃が加わった場合、プラッタとヘッダが接触し、プラッタに傷がついたり、ヘッダが壊れる事があります。
一瞬にしてパソコンの中に入っているデータがすべてダメになってしまうこともあります。
また、専門の業者にデータ救出の依頼をしたとしても、高額になり、かつデータが取り出せないこともあります。
もちろん、ハードディスクが停止している状態であっても、衝撃により壊れてしまうこともあります。
ハードディスクの回転数
ハードディスク内にある円盤(プラッタ)は高速で回転をします。
5400rpm,7200rpm,10000rpm、それ以上のものもあります。
この数字は、1分間に回転する回数です。5400rpmならば1分間に5400回転するという意味です。
この回転数が高いほどアクセスが早くなり、速度が早くなります。
ただその反面、回転数が高くなると音や振動が目立つようになります。
ハードディスクのサイズ
主に
- 1.8インチ
- 2.5インチ
- 3.5インチ
サイズがあります。
1.8インチ、2.5インチはノートパソコンなどで使われることが多く
3,5インチはデスクトップパソコンで使われることが多い
SATAとIDE
ハードディスクのコネクタには主に SATAとIDEがあります。
他にもSASと呼ばれるものもありますが、今回は省略します。
2016年時点では、IDEタイプのハードディスクが搭載されているパソコンは殆ど無いかと思われます。
あるとすればWindowsXP時代の中でも、比較的初期(WindowsXPが出始めた頃)の機種かと思います。
よほど古い機種以外はSATAタイプのハードディスクです。