USB とは
USBとは、Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)の略で、色々な周辺機器を取り扱うという前提で開発されたシリアルインターフェースです。
USBには今現在(2016年1月現在)3つの規格があります。
マウスやキーボードなどデータ転送量が少なければUSB1.1でも問題ありませんが、外付けハードディスクなどは大量のデータを転送します。
規格が後に行くほど高速で転送が可能です。
USBの最大データ転送速度
- USB1.1 最大データ転送速度 12Mbit/s
- USB2.0 最大データ転送速度 480Mbit/s
- USB3.0 最大データ転送速度 5Gbit/s
- USB3.1 最大データ転送速度 10Gbit/s
1秒間の最大転送速度(メガバイト・Mbyte)
1byte=8bitで計算しますが、USB3.0、USB3.1は1byte(8bit)データが10bitで転送される為、最大転送速度がUSB3.0で500MB/Sとなります。
下記は1秒間に何メガバイト転送できるかというものです。
しかし理論上可能な転送データ転送速度であって、実際のデータ転送速度とは異なります。
- USB1.1 最大データ転送速度 1.5MB/s
- USB2.0 最大データ転送速度 60MB/s
- USB3.0 最大データ転送速度 500MB/s
- USB3.1 最大データ転送速度 1000MB/s
USBは起動中であっても機器の接続・取り外しが可能
USBはパソコン等が起動中であっても機器の接続・取り外しが可能です。(ホットプラグイン)
今では当たり前の機能ですが、昔はマウスもキーボードもUSBではなく、PS/2ポートと呼ばれる所に接続していました。
このPS/2ポートは、パソコン等の起動中に接続・取り外しは不可能です。
その為、パソコンを起動する前に、接続しておく必要がありました。
プリンタポートやCOMポートも同様に、パソコン等が起動する前に、接続・取り外しを行う必要があります。
ホットプラグイン
ホットプラグイン、ホット=起動中、プラグイン=コンセント を意味します。
起動中でも機器の接続・取り外しが可能となり、この機能により利便性が大幅に上昇しました。
USBポートの出現により、従来のポートを設置する必要がなくなった。
USBポートは小さいですが、プリンタポートやCOMポートは大きく、場所を占拠していました。
また、ホットプラグイン未対応のPS/2ポート、COMポート、プリンタポートはそれぞれポートにそれぞれの機器を接続していましたが、USBポートは、キーボードでも、マウスでも、プリンターでも、外付けハードディスクでも接続することができます。
それにより、パソコン本体にPS/2ポート、COMポート、プリンタポートを設置する必要がなくなりました。
USBポートのみで済んでしまうからです。
パソコンなどで使う周辺機器も、USB非対応というものは殆ど無いと思われます。