振り込め詐欺、悪質な電話営業被害を受ける前に知っておくべきこと
自分達は大丈夫。自分の親に限ってそんな事はありえない・・・
おそらく、大半の方がそう思われている事でしょう。
全国の消費生活センターに寄せられた契約当事者が70歳以上の相談件数は
2004年度 129,392件
2005年度 139,685件
2006年度 135,014件
2007年度 109,166件
2008年度 115,521件
2009年度 122,432件
2010年度 138,725件
2011年度 148,737件
2012年度 162,665件
2013年度 208,926件となっており、その内訳が下記となっています。
1.電話勧誘販売 51,420件(24.6%)
2.家庭訪販 25,830件(12.4%)
3.劇場型勧誘 12,623件(6.0%)
4.代引配達 12,555件(6.0%)
5.利殖商法 11,856件(5.7%)
6.インターネット通販 7,951件(3.8%)
7.被害にあった人を勧誘(二次被害) 6,645件(3.2%)
8.かたり商法(身分詐称) 6,177件(3.0%)
9.次々販売 5,233件(2.5%)
10.ネガティブ・オプション 4,957件(2.4%)
その中でもトップなのは、電話勧誘販売が全体の25%近くを占めています。
- とても感じのいい人だから信用してもらった
- 話を聞いてくれたから悪い人ではないと思った
- 強く勧められたので断りきれなかった
- 孫のためといわれた
などなど、実に色々な手法で勧誘してきます。
被害にあってしまうと、当事者と家族との間に溝を作りかねません。
何で相談してくれなかったんだ とか 判断できるだろ!とか
感情的になり、相手を責めてしまうことも考えられます。
電話勧誘販売以外にも、振り込め詐欺、SF商法(催眠商法)、訪問販売など
高齢者を狙っている悪質な業者などがたくさんいます。
被害にあわないためにも、日ごろから対策をとっておく必要があります。
電話の自動音声と自動録音
悪質な業者が嫌がる共通のものとして「音声データを残される事」を嫌います。
私がオススメするのは、電話機とモデムの間に取り付けて自動で音声を流してくれるアダプターがオススメです。
「この電話の通話内容は防犯の為に録音されています。予めご了承ください。」とメッセージが相手に流れます。
もちろん電話を受ければ自動録音が始まります。必要がないときは設定でOFFにできます。
特にオススメしたいケースです。
- 自分達は昼間仕事で留守にしてしまう。両親が心配
- 両親が離れて住んでいる
- 親を一人暮らしさせている
- 自宅に子供一人でいる事が多い
- 電話を取ってしまうと、電話を切るのが苦手
- 断るのが苦手
など該当される方は、自動録音アダプターの設置をオススメします。
どの機種も簡単に設置できるようになっています。
価格も5000円程度からありますので、この機会に設置してみてはいかがでしょうか?
スマホへの電話も自動録音が可能
無料で使える通話録音アプリを一つ紹介致します。
そのほかにもたくさんあります。
今回は簡単に設定できて無料で使えそうなアプリを紹介します。
「通話レコーダー」です。
Android用アプリケーションでAndroid2.3以上で動作します。
GooglePlayに行き、「通話レコーダー」を検索
インストールを選びインストールを行う
インストール後「通話レコーダー」を起動
テーマを選びます(Light Classic)どちらでもOK
次に、「クラウドを設定する」「通話音量を上げる」が表示されます。
通話音量を上げるにチェックが入っている事を確認して終了を選択
これで基本設定は完了です。
通話レコーダーを起動させてみます。
録音ファイルが無いので、録音ファイルはありませんと表示されます。
ちょっと電話かけてみてください。
録音ファイルができませんか?
音声ファイルを選択し、シェアを選びGmailなどで音声を送ることもできます。
保存をすれば保存できますし、保存しない場合は古いものから消えていきます。
セキュリティツールとして使うのも良いですが
仕事の電話やお客様との会話の際に録音しておくと便利ですね!
(言った言わないのトラブル回避など)
自動録音のオン・オフは設定の一番上に
通話録音という項目があるので、そのチェックを外せば自動録音はされません。
ほかにもいろいろありますが、今回は2つ紹介させていただきました。
電話とモデムの間に取り付けるアダプター
スマホの通話を自動録音するアプリケーション
設定したいけどよくわからない!
よくわからないから設定しにきてという方は、お問い合わせよりご連絡ください。
対応させていただきます。
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