今回、そんなお話を頂いたのは(千葉県)市川市にお住まいの方からです。
「ノートパソコンに飲み物をこぼしてしまい、パソコンの電源が入らなくなってしまった。データだけでも取り出せるんでしょうか?」とご相談を頂きました。
万が一パソコンに飲み物をこぼしてしまった時の対応方法をご紹介いたします。時間との勝負です。
パソコンに飲み物をこぼしたら、まず行うべき3つの事
- ACアダプターを抜く・バッテリーを外す
- ハードディスクを取り外す
- 絶対に電源を入れない
まず、パソコンに飲み物をこぼしてしまったら、ACアダプタを抜いて、バッテリーも取り外します。
(パソコンが起動中であっても急いでください)
作業中のデータは失われますが、ショートしてパソコンが完全に壊れるよりはマシです。
その後、急いでハードディスクを取り外してください。
(ハードディスクとは、データが保存されている装置です。)
最近ではハードディスクの他にSSD等もありますが、取り外せるものは取り外します。
(主にノートパソコンに使われている2.5インチハードディスク)
これを取り外します。
そして、よくあるのが・・・
「起動するかどうか電源を入れてみました」
これは絶対にやめてください。パソコンにとどめを刺してしまいます。
取り出したハードディスクにこぼした液体がかかっていないかを確認する
取り出したハードディスクにこぼした液体がかかっていなければ良いのですが、かかってしまっているケースもあります。
もしも、こぼした液体がかかっていたら、丁寧にふき取ります。
場合によっては、基盤の裏側に液体が入ってしまっているケースもあります。
ハードディスク濡れたまま、通電を行うと故障の原因となりますのでご注意ください。
必要に応じてハードディスク基板を取り外しふき取ります。
(ハードディスクの基盤を取り外すネジは星形の特殊ネジが多いと思われます)
作業は慎重に行ってください。基盤を傷つけたりすると故障してデータが取り出せなくなる可能性もあります
ハードディスクを十分に乾燥させます。
外付けハードディスクケースを使って、データを取り出す
外付けハードディスクケースを量販店などで購入します。
(ハードディスクには主に3.5インチ、2.5インチの規格サイズがあり、ノートパソコンは主に2.5インチです)
外付けハードディスクケースを購入したら、取り出したハードディスクをセットします。
あとは、別のパソコンなどにつなげてデータを取り出します。
最後に
ノートパソコンに飲み物をこぼしてしまった。どうしたらいいでしょうか?というご相談を頂きます。
こぼしてから時間が経過すると、腐食が始まってしまいます。(特に甘いもの、塩分が含まれているもの)
急いでハードディスクを取り出してあげる必要があります。
また、こぼした液体や状況にもよりますが、パソコン内部を完全に清掃できれば、またパソコンが使えるようになる事もあります。
パソコンを分解してすべてふき取り、完全に乾かしてあげる必要があります。
間違えても、心配だからといって電源を入れないようにしてくださいね!
飲み物をこぼした!分解できない、どうしたらいいかわからない となったら、まずはお電話ください。
パソコンの近くに飲み物は危険ですので、お気を付けください。